突然ですが、私は学生時代勉強が嫌いでした。
理由は単純で興味がわかなかったからです。
ぶっちゃけそれは今も変わりません。
何の役に立つかわからない知識をいくら持っていても「物知りになれるね」ぐらいの感想しかわきません。
しかし毎日同じ時間に仕事に出かけ、興味のない仕事をお金を稼ぐためにこなし、帰ったらテレビを見ながら食事をして寝るという日々を過ごしているうちに「なんか面白くないな」という気がしてきました。
そこで何か趣味を見つけたいと思い、図書館で本を読み始めました。
最初は推理小説やSF小説を読んでいました。いろいろ読んでいて気づいたのは、小説には小説の良さがあるなということでした。
映画やアニメ、ドラマと比べると、小説は文字だけで進行するので情景やキャラクターの表情や容姿、声、しゃべり方、緊張感、会話の間合いなどもすべて想像しなければなりません。つまり読者が一番面白いと感じるそれらの要素で構成されるわけです。しかし逆に言えば読者が物を知らなければ、知らない言葉の羅列でしかありません。
そこで物知りになればなるほど、いろんなことを面白いと思えるのではないか、さらに興味が持てるのではないだろうかと考えました。
しかし実際には何から学べばいいのかさっぱりです。
そこで最初は本当になんとなくで世界地図を覚えました。いちいち自分で調べて覚えるのはめんどくさかったのですが、最近は私の学生時代とは違いアプリという便利なものがあったわけです。
このとき使ったアプリは世界地図の中で一つだけ色がついている画像が表示され、それがどの国かを四択で答えるというものでした。これが面白かったのかどうかは正直よくわからないのですが、スマホをフライトモードにしてインターネット接続を切れば広告が表示されることもなく、さくさくと答え続けることができて、気が付いたら全問正解できるようになっていました。クイズに正解し続けることができるという楽しさはあったかもしれません。
しかし実はこれは3年ほど前の話です。
その後2年ほどは特に何もしませんでした。独学ってモチベーション保つの難しいんですよね。マジで。
そこで自分なりに何がダメなのかを考えてみました。一応の結論としては「学び方を知らない」です。知らないことはやりようがありません。
でも何かしないことには何も始まりません。
そこで次は何をしようかと考えたところ、せっかく世界地図を覚えたのだからその知識を生かせるものを知りたいと思い、世界史を学んでみようかと思い立ちました。ところがいきなり世界史はハードルが高かったです。だって興味ないんだもん。基本的に知らないことを知らない言葉で説明されるし。
これじゃだめだなと思い、逆になんで世界地図は興味がないのに覚えることができたのかを考えてみました。理由はおそらく単純に覚えるだけだったからではないかと思いました。しかも世界地図を覚えるということはすべての国を覚えるということですが、国の数には限りがあります。つまり数に限りがあるものを全部覚えるということは一度できたのです。学び方は知らなくても一度できたことならまたできるはずです。
そこで思い立ったのが世界遺産です。世界遺産は現在1199件登録されています。数に限りがあります(毎年増えていますが…)。しかも世界中に散らばっているので、世界地図の知識も生かせます。というわけで、今年の4月ぐらいから、世界遺産の場所と名前をすべて覚えるを目標にしています。
今のところ挫折することなく、いえ正直に言うとたまに挫折しながらも少しずつ覚えていっています。なんか興味を持つことができる面白いものにつながるといいなあと思いながら。
実際世界地図でも世界遺産でも全部知っていたところで昔の自分に言わせれば「物知りおじさんになれるね」でしかないのですが、今の私に言わせると「物知らないおじさんよりはましかもよ」が答えです。
最後になんでブログを始めたかですが、絶対さぼるからです。何か決まった時に決まったことをやるぐらいの決意がないと続きません。自分のことはなんとなくわかってきました。2年間さぼったという事実もあります。いや実際には過去何度もさぼっています。しかし頑張ろうとすればするほどさぼりたくなるのも事実です。なので更新頻度は決めません。
続くといいなあ。